ビーチワークアウトの魅力。始める前に知っておくべきこと。

トレーニング

海で行うトレーニング「ビーチワークアウト」は、「海へ行くこと」と「トレーニング」を同時に実行できる。ビーチワークアウトはメリットも多いが、始める前に気をつけるべき点がいくつかある。海でトレーニングするメリットと、始める前に知っておきたいこと、気をつけるべきことについて詳しく紹介していきたい。

ビーチワークアウトの魅力

1:良い気分で運動できる。

屋内よりも開放的で、豊かな自然の中で行う運動は、身体だけでなく、心理的にも良い効果をもたらす。実際に、屋内での運動と屋外での運動の心理的な変化を調べたある研究では、屋外で運動した人は緊張や不安のレベルが低く、活力が増すということが報告されている。ビーチワークアウトは、日常のストレスを解消し、楽しく運動するのに最適といえる。

2:関節への負担が少ない。

柔軟な砂浜の上では、トレッドミルや硬い道路で行うランニングに比べて、関節への負担が少なく、カラダを痛めるリスクが低い。膝や足首、腰を痛めやすい人にとっては屋内での運動よりも安全なワークアウトができる。

3:屋内よりもハードな環境でできる。

適度な傾斜や抵抗がある自然環境は、ワークアウトの強度を高めるための障害が多く存在する。これらがワークアウトに加わることでより負荷が高まり、より多くのエネルギーを消費し、カラダが鍛えられる。

つまりビーチワークアウトは、関節への負担を抑えながら、優れたワークアウトを手軽に実践できるというわけだ。

ビーチワークアウトを始める前に

ピーク時には十分に注意しよう。

ビーチワークアウトは良いことばかりではない。熱中症対策には十分に注意を払う必要がある。特にピーク時(午前10時~午後3時)にエクササイズをする場合、熱中症のリスクが高まるだけでなく、太陽の光線が砂や海に反射し、カラダがダメージを受けやすくなる。運動前、運動中、運動後のケアは必須といえる。できればピークの時間帯を外して、まだ日差しが弱い早朝や夕方の時間帯を選ぶといいだろう。

服装に気をつける。

熱中症対策のために、服装にも気をつけたいところ。海では屋内よりも多くの汗をかく。汗をしっかりと吸ってくれる機能性の良いワークアウト用ウェアを選ぶようにしよう。

マスクを着用する場合にも注意が必要だ。ネックゲイターなら比較的呼吸もしやすく、汗でベタつくなんてことも少ない。快適にエクササイズができるように工夫しながら、コロナへの対策もばっちりしておこう。

こまめに水分補給を。

汗をかきやすくカラダがバテやすい海では、いつもより多くの水分を摂ることが何よりも大切。喉の渇きは熱中症の初期症状だ。喉が渇いてから飲むのでは遅い。喉が渇いてから一度に多くの水分を摂取するのではなく、こまめに一口一口水分を摂取していくことが重要なポイントだ。いつでもすぐに飲めるように、運動中も水分を常備しておくようにしよう。

徐々に負荷を高めていくようにしよう。

慣れていない環境でいきなり、いつも通りのエクササイズを行うことはカラダへの負担となる。普段、硬い地面で運動をしているのに、いきなり足場の悪い砂浜で激しい運動をすれば、足を捻ったり、筋肉を損傷する恐れがある。まず足場の悪い砂浜の感覚や暑さに慣れてから、徐々に負荷を高めていくことが重要だ。1週間程度は、ビーチに慣れるためのワークアウトを計画する方がいいかもしれない。

砂が入るのを防ぐ

砂浜では当然、細かい砂が靴やソックスの中に入り込むことが考えられる。万が一、鋭利なものが入り込んでいた場合、足に外傷を追う可能性もある。ぴったりフィットするマリンシューズや専用のソックスを着用すれば、そういったリスクも回避できる。裸足で行う場合には、貝殻やガラスなど鋭利な物体には十分に注意して行うようにしよう。

参考文献

Does Participating in Physical Activity in Outdoor Natural Environments Have a Greater Effect on Physical and Mental Wellbeing than Physical Activity Indoors? A Systematic Review / J.Thompson Coon , K.Boddy , K.Stain , R.Whear , J.Barton , and M.H.Depledge / Environ. Sci. Technol. 2011,45,5,1761-1772